お子さんに「自信」を付けて貰いたい。
親御さんなら誰でも子どもに『テストで高い点数を取って自信をつけて欲しい』と思いますね。
そのためについ、「勉強しなさい!」と言ってしまいがちですが、それでは子供達のやる気をうばってしまいます。
また、忙しい子育て中に子供の行事や習い事の時間など、覚えておけたら時間の節約にもなります。
そこで、親子で「ワーキングメモリを鍛えましょう!」というお話です。

「ワーキングメモリ」って何?
「 ワーキングメモリ (working memory:作業記憶,作動記憶) 」とは,短い時間に心の中で情報を保持し,同時に処理する能力のことを指します。
つまり会話や読み書き、計算の基礎といった、日常生活や仕事・学習を支える重要な能力です。
- 言語的短期記憶【数・単語・文章】
- 視覚的短期記憶【イメージ・絵・位置情報】
- 中央実行系【認知活動】
の3つから構成されています
言語・計算・読解・表現・推論・判断・コミュニケーションなど のさまざまな認知活動の基礎となるものです。

実は私もこども達も読解力がなく、コミュニケーションも苦手。
何か原因あるのかなと調べたら、このワーキングメモリにたどりついたのでした。
2008年に福岡県の公立小学校で実施した研究では
- ワーキングメモリの能力が低くても、学力の高い児童はいる。
- ワーキングメモリの能力が高い児童は、みんな学力が高い。
- ワーキングメモリが高くて学力が低い児童はいない。
という点です。
ワーキングメモリは例えると ”机の広さ” で広い方が作業しやすい。逆に狭いと学ぶ力が発揮されず、学習が遅れたり、コミュニケーションが苦手になってしまうのです。
そして、ワーキングメモリの能力が低い時は一度にたくさんの処理をできないのです。
例えばお子さんに「ハミガキして、早く寝なさいよー!」と言ってもワーキングメモリが低い時には「ハミガキをする」ということしか頭に残らず、早く寝ることは忘れてしまう。
ワーキングメモリを高めれば、頭の中で「ハミガキをしてから寝る」というイメージを2つ記憶するので両方の事をできるようになります。
ワーキングメモリは鍛えられる?

ワーキングメモリを鍛えて机を広くすれば、勉強もコミュニケーションも上手になるんだね!
もちろん、ワーキングメモリは鍛えることができます。
では、お子さんに対して親御さんはどんなことに気を付ければワーキングメモリは高くなるのでしょうか。
・1度にたくさんの事を言わない
・何度か繰り返し行う(短期的記憶ではなく、長期的記憶にする)
・ワーキングメモリを鍛えるアプリを使う
・適度な運動をする(ウォーキングや筋トレなど)
・本の読み聞かせをする
・「よく頑張ったね」とある作業に対しての過程を褒めてあげる

やっぱり、普段の親の関わりが大事なんだなぁ。私もちょっと反省です。。。
「お道具片づけて、手洗って、お手紙出すのよー」と3つくらい言ってました。
ワーキングメモリを鍛えるアプリ
今、スマフォでもワーキングメモリを鍛えるアプリがたくさん出ています。
スマートフォンも使いすぎずに上手に使えば、子育ての強力なアイテムですね。
そこで、そのアプリを3つご紹介します。
DNB-15分IQアップ脳トレゲーム

まずはあのメンタリストDaigoさんとその弟さんが考えた「DNB-15分IQアップ脳トレゲーム」
1日15分でワーキングメモリを高めることができます
「文字」「場所」「色」「形」を覚えるのですが、お子さんはまず「文字」と「場所」を覚えるのから始めた方がわかりやすいですね。
私もやってみましたが、やっているうち集中してのめりこむ感じがします。
これが無料なのはとってもお得ですね。シンプルなので高学年から中高生、親御さん向けです。
I-PHONE用とアンドロイド用があるので、ぜひダウンロードして試してみて下さいね♪
MarcoPolo Recall

6歳~8歳向けのアプリ「MarcoPolo Recall」
音に合わせてアプリに指定されたブロックを順番に記憶します。
最初のレベルでは音と色で記憶できますが、難しくなると真っ暗な状態で音も同じになり記憶が大変。
可愛いキャラクターとカラフルな色、色々な音に合わせてするゲームなので、小さいお子さんも楽しみながら記憶力を伸ばす事ができます。
こちらもI-PHONE とアンドロイド両方対応アプリがあるので、ぜひお試しください。
まとめ
ワーキングメモリって難しいと固く考えがちですが、親子で楽しみながら力を伸ばしたいですね。
日常の中でちょっとずつ気を配りながら、上手に子育てしましょうね!!
私も頑張ります(笑)